1850年代に生産されたアメリカ初期の鍵巻き懐中時計です。 マサチューセッツ州ウォルサムで工場立上に関わったファウンダー3名 Aaron Dennison Edward Howard David Davis の名前を冠したモデルで、日本で有名な札幌時計台の時計を製造したハワード社を設立したのがこのEdward Howard氏となります。 モデル生産数はシリアル番号1000～5000番と言われていますが、1857年頃からの恐慌で工場が稼働停止し会社が分裂しており、その後の南北戦争やさらなる世界恐慌、時間経過含め相当数失われているとみられ、これだけ状態の良い個体はかなりレアかと思います。 機械のシリアル番号は個人情報に紐つく恐れがあるため写真ではぼかしていますが4000～4500の間の数字です。 またケース背面側刻印のライオンパサントマークは当時イギリス式に18金を示すホールマークとのことでした。 付属品：写真の組紐と鍵も一緒にお付けします。 前面の風防を正面右上から開き、付属の鍵で中央四角の凸部に鍵穴をはめて回すことで時分針調整、ケース背面を開き鍵穴に鍵を差し込み巻き上げることで動きます。 文字盤..ポーセリン　非常に良い状態 動作...良好 ケース傷・汚れ...年相応にありますが、150年以上経過した割にかなり良い状態を保っております。最後の背面写真黄色い丸部分、正面から見て左上側によく見ないとわからない薄い凹みがある程度で全体的に美品です。 直径：約52㎜(ボウ含まず) 重量：104g程度