鹿児島の木工集団、「Akihiro Woodworks」の作品です。 オーダーメイド家具の木工作家である秋廣昇さんを父にもつ兄弟、長男のアキヒロジンさんと三男の秋廣琢さんが、オールハンドメイドで木工作品を製作しています。 アキヒロジンさんのシグネチャーは、「jincup」（ジンカップ）と呼ばれる幾何学的なノミの痕を意匠にした木製カップ。 その誕生は、ジンさんがお母さんの誕生日に、テーブルの脚の端材を使ってコツコツと刃物でつくった２つのカップがきっかけです。 そんな手彫りのカップを石川顕さんが、フィンランド北部、ラップランドのサーメの人々に古くから伝わる白樺のコップ「Kuksa」（ククサ）をヒントに、10年ほど前、モデルのKIKIさんのために「TOKYO CULTUART by BEAMS」と一緒にアキヒロジンさんにつくってもらったのが「kikisa」（キキサ）です。 今回、「5DW」で展開されるのは、大人気のいつもの手彫りの「kikisa」と、ほぼ日だけのネイビーの漆が内側とフチに塗られたスペシャルな「kikisa urushi」。 漆は同じく鹿児島の仏壇の街として有名な川辺で塗られます。 カップはすべて鹿児島県産のタブノキが使われていますが、このハンドルの形、この彫り方、この大きさは、「jincup」の中でも「kikisa」だけです。