アンチーク・リモワ　スーツケース RIMOWAがウッドボックス/レザー製のスーツケースからジュラルミン製（のちにアルミニウム）の、あるいはABS樹脂製のスーツケースを世に送り出すまでの歴史の比較的短い間生産した1950年代中頃のバルカナイズドファイバー製のスーツケースです。 RIMOWAの当時の規模、生産量、素材自体の変遷から現在では存在がほぼ消滅している激レアなケースです。 RIMOWAでのバルカナイズドファイバー製のスーツケースの生産はルイ・ヴィトン等と同様に1940年代からとおもいますが（昨年ののSEIT1898で紹介されていた1955年製のジュラルミンケースと同じメタルロゴ、メタルハンドル、ロック/ラッチを持つことから）1955年前後の製品と推定します。 バルカナイズドファイバーはその生誕地のイギリスで現在に至るまでグローブトロッターによりスーツケースに用いられ現在でもその軽量でありながらその強靭さ（剣道の銅などにも）が重用されています。 約70年前のスーツケースですが片側の底鋲の土台のコーナーガードにクラックがみられるほかはビンテージレベルの内外観なれど目立ったダメージは見られず、キィは無いものの携行にも使える実用可能なコンディションです。相応の汚れや小傷を除きファイバーに損傷はなく、メタルのハンドル、リベット、ラッチには若干の錆が付いています。 年代、稀少性から博物館レベルの（恐らく）日本で最も古いRIMOWAのひとつとおもいます。 ＊外観・状態・仕様は写真にてご確認ください。 サイズ：70.5c x 43cm x 19.5cm 重量：3.0㎏ 付属品：なし（キィはありません） (MP227) 959439