LP3枚セット。盤面美麗。ほとんど新品同様。 《ブルックナー交響曲第7番》 ❶マタチッチ指揮(2枚組) チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 ❷シューリヒト指揮(1枚) ハーグ・フィルハーモニー管弦楽団 ブルックナー交響曲第7番の２大名盤です。 マタチッチの重厚、剛毅。祈りの深さは随一。流石です。 チェコ・フィルがこんなに豊かに鳴り響くことはマタチッチの指揮以外では体験できません。奥行の深い臨場感ある録音も素晴らしいサウンドで、理想的なブルックナーになりました。 第4面にフィルアップされた「神々の黄昏・組曲」が、これまた特筆大書したい傑作です。マタチッチ本人がアレンジした25分のオーケストラによる接続曲です。 巨匠はワーグナーも得意としただけに音楽の美しさが際立ちます。ワーグナーの毒がたっぷりと盛られた感涙ものの感動はブルックナー75分に匹敵します。エロスと法悦の深淵を目の当たりにできる傑作です。 そして天才シューリヒトの閃き。 かつて音楽評論家の宇野功芳さんが書いた通り、ここには「黄泉の国からの無常の風」が吹いています。 速いテンポから溢れてはこぼれるニュアンスの妙！ なんとも言えない寂寥感が聴く者の胸を締めつけて、強く心を打ちます。 天上的、天国的な純白のブルックナーと申せましょう！ どちらも甲乙つけがたい名演です。 レコードの音は、CDとは雲泥の差。 その素晴らしさは次元が違います。 帯は付属しません。 申し訳ありませんが、値引き交渉は致しません。